+ Side Adjust Mechanism +


ワーモスネックのModernコンストラクションに搭載されている、「サイドアジャスト」ロッドの、調整方法の説明です。


  1. 指板が完全に「真っ平ら」になるまでヒール側の調整ナット(Aを参照)を締めます。この時点で、サイドアジャストボルト(B参照)は、約2mmほどネック側に凹むのが理想です。
  2. ネックを取り付け、弦をチューニングします。
  3. ネックの反りを確認し、必要に応じて弦を緩め、サイドアジャストボルトと付属の六角レンチを使用して必要なネック調整を行います。
  4. 改めて弦をチューニングします。必要に応じて、手順 3 と 4 を繰り返します。

注意!!

  • ネックの側面からはみ出てくるほどサイドアジャストボルトを緩めないでください。完全に外れてしまうと、再インストールが非常に困難になる場合があります。
  • 弦にテンションが強くかかった状態でネック調整をしないでください。いつでもまず最初に弦を緩めます。
  • サイドアジャストロッドは、適度な力加減で調整を行う必要があります。ボルトが動かない状態で過度な力がかかった場合、ダメージを受ける可能性があります(この時は約6mmの凹み)。サイドアジャストボルトが凹んだ状態での抵抗が強い場合は、一旦調整をSTOPして、以下に説明のあるようにリセットして調整し直します。
  • サイドアジャストがーを完全に停止まで締まると、ヒール側の調整ナットもロックします。サイドアジャストメカニズムがロックされているときには、ヒールナットを締めないでください。

サイドアジャストのリセット方法

必要なネック調整のほとんどは、サイドアジャストのみで行うことができます。完全に締めたり緩めたりした後、さらに調整が必要な場合は、ネックを取り外して以下の手順に従ってリセットする必要があります。

 

  1. ヒール側の調整ナットを完全に緩めます。(7/32インチの六角レンチが必要です)
  2. サイドアジャストボルトを時計回りにボルトが止まるまで回します。
  3. その状態から、「7回転」反時計回りにボルトを回します。この時点が、サイドロッドのベストな可動範囲の位置です。
  4. 指板が完全に真っ平らになるまでヒール側のナットを締めて調整します。(逆反りさせる必要もありません)
  5. ネックを取り付け、弦をチューニングし反りを確認します。弦のチューニングを緩め、サイドアジャストボルトで必要なネック調整を行います。必要に応じてこの作業を繰り返します。