年末に、SPOON家の上空でヘリコプターの音がバラバラバラバラ、長いあいだ聴こえている日があって「こりゃなんか、たてこもり事件があったな」と嫁さんと貧困な発想で話していたら、真相は福岡のガンダムが完成した日だったのでした。
報道ヘリが飛んでたのですね。
モールの開業に合わせての完成だろうという僕の予想を裏切り、ちゃっかりモールの開業よりも早めに完成したガンダムの写真です。
雨の日に、車の停車中に急いで撮ったので雨つぶ写っててごめんなさい。
「ちょ、ちょっと待ってよララァ・スン」って感じで手を挙げているガンダム君ですが(ごめんなさい、よく知らんくせにボケてます)、この写真と別の日に近くを通った時には、ガンダム君両手を下げているではありませんか。(画像無し)
僕は、コーフンして嫁さんに「あのガンダム動くとよ!」と子供のように報告しました。
どうやって動かしたとかいな…というのが二人の疑問で、クレーンでおじさんが何人がかりかでたまにポーズを変えるのではないか、というのが一番有力だったのですが、クレーンはしばらくガンダム付近に見ていませんでしたので釈然としない思いは残りました。
そして、その話をした次の日、また近くを通る時に、今度は頭と腕が動いてる最中のガンダムを見たのです。クレーンも何もなく動いていました。
「あのガンダム自分で動きよったよ!」とまた子供のように報告してしまいました。
可動する像だったのですね。完全にただ立てただけだと思っていました。そりゃすごいや!
ロイヤルホストの回る看板みたいにずっと手を上げ下げしてるのか、30分ごとに手を上げさげして12:00ちょうどにはレアな"ガッツポーズ"が見られる、とかどんな法則があるのかはまだ分かっていませんが、そりゃみんな写真とかビデオ撮るよなあ。
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僕の、今のところの人生の唯一の天敵とも呼べる『確定申告』の時期が近付いており、こうなってくるとまた「ちがうことしたくなる虫」が騒ぎ出しましたので、全然今しなくてもいいレリック作業を始めました。
このボディはMJTのアルダーサンバーストボディで、よく見ると左用のトレモロザグリがあって、「ああSRV用ね」っていうのが分かります。
しかし、このレリックはレイヴォーンのNo.1とは全然違うではないですか。
こりゃおじさん(自分のこと)がいじくってもっといい感じにしちゃろう、と舌なめずりをしながら、ハンマーと電動ドリルを手に取ったのでした。(ウソ)
まずは外周のレリックを追加します。
画像では右下あたりから。
一気に前面左上の全剥げの部分も着手。
まだ汚しが入っていないので、かなり色の差がありますが、それはまだ後の工程です。
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前面の作業の魅力が減ってきた(飽きたという意味)ので、次に背面に移ります。またこのギターのバックの剥げがすごいんですよね!
秘蔵の塗装剥ぎジェルをベターッと塗ります。(写真撮る前に剥ぎ始めて、「あっ」ってあわてて写真撮りましたので、右下がすでに少し剥がれています。)
一気に全体行きます。
この状態では、「ちょ、ちょっと今村君これ大丈夫!?」っていうガンダム君の声が聞こえてきそうですが、オーケーオーケー仕上げをしていけば生まれ変わります。
コンター部と、外周の剥ぎも追加します。
少しづつ形になってきたように見えます。(僕には)
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そして、ここまでやると虫がおとなしくなってきて「そろそろ今したほうがいいことをしたらどうだい?」という心の声が聞こえてきましたので、ボディはここまでで中断して、ゆっくりと確定申告の作業に移ったのでした。
自分にしては例年よりも早い取り掛かりで、珍しいことなので、「えらかろ?」(偉いでしょ?という意味の博多弁)と嫁さんにまた報告するのでした。
SRVボディは、また追って報告します…!
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今日の一曲は "Jamie Cullum" の「Mind Trick」です。
20代前半でデビューし、「英国ジャズの若き至宝」と勝手に思っていましたが、もう40過ぎなんですね。(自分もそうですが)
ジャズやフュージョンは、なかなか聴かないのですが、この方の音楽はポップ感がしっかりあって好きです。
やはり同じ世代で、ジミヘンやレディオヘッドなんかもカバーしてたりするので、そういうところもおじ様たちのジャズとは別物なのでしょう。自分にはこの方が好みです。
ウィキペディアを見てみると、ジャンルの項に「Crossover Jazz・パワーポップ・ブルーアイドソウル」と書いてありました。
パワーポップかなぁ!?
ブルーアイドソウル?
初めて聞きました。青い目のソウル。なるほど、黒人のじゃなくて白人のソウルをそう呼ぶのでしょうか。
映画「ブリジットジョーンズ」やクリントイーストウッド出演・監督の「グラントリノ」などの主題歌も担当したこともある実力派です。
話を脇道に(あえて)そらしますが、だいたいイーストウッドの映画は全般暗い(嫁さん談)らしいのですが、この「グラントリノ」もそうで、なかなかヘビーで暗い映画でした……。
自分は、音楽や映画や小説なんかは暗いものが好きじゃなくて、わざわざ何時間もかけて気分が落ち込む、というその必要性が分からないのです。
ホラーも見ないです。怖いわけじゃないですよ! ただ、むやみに心臓がどきどきしたり、夜トイレに行きにくくなったり、あられもない悲鳴を聞かれたりするのは嫌じゃないですか。ぜんぜん怖いわけじゃないですよ!
明るく、希望のある話や音楽が好きです。
関係ないですが(なくもないですが)、日差しの強い日に顔をぎゅっとしかめると「イーストウッド」って言いたくなるのをこらえるのは僕だけでしょうか。(ウソ。こらえません)
「Mind Trick」、シンガロングしたくなるいい曲です!(急に締めた)
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とって付けたように、お店の入荷情報もお知らせしますと、
ヴィンテージクライベイビーや、日本製のTS10、Timmyなど、レアエフェクターたくさん入荷予定です。
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今日もブログを読んでくれてありがとうございます!
SPOON
今村